
* 成熟 ♂ ・・・ 首都圏近県でも絶滅が危惧されている本種が園内から消えてしまったことは残念でならない。
2017年5月11日 水生植物の池
和名: オオイトトンボ
由来: 大きなイトトンボを意味するが、本種は中型であり、比較の対象になった他種がいたのかも不明である
学名: Paracercion sieboldii
分類: 均翅亜目・イトトンボ科・クロイトトンボ属
全長: ♂ 27~38mm・♀ 28~42mm ・・・ イトトンボ類全般の中では中型種
環境: 抽水植物や浮葉植物が繁茂する池沼、湿地など
発生: 1年1~多化 ・・・ 卵期間 1~3週間・幼虫期間 2ヶ月~1年程度.幼虫で越冬する
形態: 複眼は緑色.♂は黒地に青色斑、♀は黄緑色斑と青色斑の個体が混在する.
*** 森林公園内での観察状況 ***
記録: 2018年5月4日を最後に以降は観察がありません ・・・ 初見 / 終見 / 観察日数
区分: 過去羽化種 ・・・ 羽化水域でのアメリカザリガニ食害により2019年に全数壊滅し、以降は園内全域で観察が途絶えている
羽化: 2018年まで4月下旬~水生植物の池でのみごく少数
観察: 4月下旬~8月下旬 / 2018年まで水生植物の池のみ
生態: 命を繋いでいた唯一の水域で被害が起き、長期間観察がないことから園内個体群は消失したと思われる
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① 成熟 ♂ 2017年05月11日 水生植物の池