オナガサナエ

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* 成熟 ♂ ・・・ 腹端の長大な付属器がトレードマーク、2019年までは流水性の飛来種の中で最もよく見られた。

2018年7月31日 渓流広場水路



和名: オナガサナエ
由来: おなが(尾長)は ♂ の腹端にある長大な付属器に因んだもの
学名: Melligomphus viridicostus
分類: 不均翅亜目・サナエトンボ科・オナガサナエ属
全長: ♂ 58~66mm・♀ 55~62mm ・・・ サナエトンボ科内では中型種

環境: 周囲に樹林のある河川上~中流域
発生: 2~3年1化 ・・・ 卵期間 10日・幼虫期間 2~3年程度.幼虫で越冬する
形態: ♂♀同色.成熟個体は複眼が青緑色、黒地の腹部に黄色条斑、第7~9節が広がり ♂は腹端に長大な付属器を持つ

*** 森林公園内での観察状況 ***

記録: 2023年観察データ ・・・ 2019年9月26日 渓流広場水路での成熟 ♀以降の観察なし
   
区分: 稀な飛来種 ・・・ 例年7~9月にかけて成熟個体が人工流水域に飛来していたが、2019年以降は久しく観察が途絶えている
羽化: 公園周辺の河川
観察: 7月中旬~9月下旬 / 渓流広場水路など
生態: 生息地からの偶発的な飛来と思える
追記: 観察が途絶えている要因として、県内各所で河川の氾濫を起こした2019年10月の台風19号の影響が考えられる

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① 成熟 ♂ 2018年07月31日 渓流広場水路