ホソミオツネントンボ

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* 未成熟 ♂ ・・・ 和名の通りオツネントンボを細身にしたような体型で、静止時に前後翅の縁紋が重なるのが特徴。

2022年10月21日 花木園(桜)



和名: ホソミオツネントンボ
由来: 細身のオツネントンボを意味する
学名: Indolestes peregrinus
分類: 均翅亜目・アオイトトンボ科・ホソミオツネントンボ属
全長: ♂ 35~42mm・♀ 33~41mm ・・・ イトトンボ類全般の中では中型種

環境: 抽水植物が繁茂する池沼、湿地、水田など
発生: 1年1化 ・・・ 卵期間 2~3週間・幼虫期間 1.5~3ヶ月程度.成虫で越冬する
形態: ♂♀同色.越冬明けの春には成熟に伴って体色が淡褐色から青色に変化し、♀のみ青色味に個体差が出る

*** 森林公園内での観察状況 ***

記録: 2024年観察データ ・・・ 4月13日初見 / 月日終見 / 観察日数 日
    * 前年羽化世代 4月13日初見 / 月日終見 / 観察日数 日
    * 当年羽化世代 月日初見 / 月日終見 / 観察日数 日
   
区分: 園外羽化種 ・・・ 個体数は多くないが生殖活動期、越冬期共に観察機会がある
羽化: 公園周辺の池沼など
観察: 4月中旬~6月中旬、10月中旬~11月中旬 / 生殖活動期は雅の広場の池など、越冬期は花木園(桜)など
生態: 2016年、2022年に雅の広場の池で交尾態や産卵行動を複数例観察している

*** アップロード 4画像 ***

① 未成熟 ♂ 2022年10月21日 花木園(桜)
② 未成熟 ♀ 2022年10月21日 花木園(桜)
③ 成熟 ♂ 2022年06月09日 雅の広場の池
④ 単独産卵 ♀ 2022年6月12日 雅の広場の池

* 未成熟 ♀ ・・・ 越冬時の体色は鳥などの捕食者に見つかり難く、厳冬期には腹部を曲げて枝に擬態する。

2022年10月21日 花木園(桜)

* 成熟 ♂ ・・・ 越冬明けの春には成熟に伴って青色に変身し、季節が進むに連れて次第に鮮やかさを増してくる。

2022年6月9日 雅の広場の池

* 単独産卵 ♀ ・・・ 撮影する間もなく近くにいた ♂に発見され、交尾態となって池の中央へ移動してしまった。

2022年6月12日 雅の広場の池