* 成熟 ♂ ・・・ 腹端にあるウチワ状の突起がトレードマーク、この個体はマルバヤナギの枝先を見張り台にしていた。
2019年7月23日 山田大沼
和名: ウチワヤンマ
由来: 腹端にあるウチワ状の突起に因んだものだが、サナエトンボ科に「ヤンマ」の命名は如何なものか?
学名: Sinictinogomphus clavatus
分類: 不均翅亜目・サナエトンボ科・ウチワヤンマ属( ヤンマの仲間ではない )
全長: ♂ 77~87mm・♀ 70~84mm ・・・ サナエトンボ科内では大型種
環境: 水面の開けた池沼、湖
発生: 1~2年1化 ・・・ 卵期間 1~2週間・幼虫期間 1~2年程度.幼虫で越冬する
形態: ♂♀同色.成熟個体は複眼が緑色、黒地に黄色斑、腹部第8節にウチワ状の突起、脚部腿節と突起にも黄色斑がある
*** 森林公園内での観察状況 ***
記録: 2024年観察データ ・・・ 6月12日初見 / 8月15日終見 / 観察日数 15日
区分: 園内羽化種 ・・・ 個体数は多からず少なからずで、観察場所が一部の水域に偏る傾向がある
羽化: 6月中旬~ / 山田大沼
観察: 6月中旬~9月上旬 / 山田大沼
生態: 水際の枯茎などに静止し、時折短いパトロールをしてはまた定位置に戻って来る。
*** アップロード 3画像 ***
① 成熟 ♂ 2019年07月23日 山田大沼
② 成熟 ♂ 2024年07月03日 山田大沼
③ 単独打水産卵 ♀ 2019年07月03日 山田大沼
* 成熟 ♂ ・・・ 性格が温和なのか?同じ枝をコシアキトンボやシオカラトンボとシェアしている光景をよく見る。
2024年7月3日 山田大沼
* 単独打水産卵 ♀ ・・・ 時折小雨が降る曇天日に長いホバリングを続けながら水面の浮遊物を間欠的に叩いていた。
2019年7月3日 山田大沼