
* 成熟 ♂ ・・・ アカネ属の中では大柄で、腹部が赤ならぬ暗赤褐色に染まる渋い個性派として知られる。
2025年9月25日 展望広場

和名: ノシメトンボ
由来: 腹部の斑紋を「熨斗目の格子模様(のしめのこうしもよう)」に見立てたもの
学名: Sympetrum infuscatum
分類: 不均翅亜目・トンボ科・アカネ属
全長: ♂ 37~51mm・♀ 39~52mm ・・・ アカネ属内では大型種
環境: 池沼、湿地、水田など
発生: 1年1化 ・・・ 卵期間 6ヶ月・幼虫期間 3~5ヶ月程度.卵で越冬する
形態: 翅の先端に褐色斑.成熟 ♂の腹部は赤化せず暗赤褐色、♀は淡褐色
識別: 胸部側面中央の黒条は途切れずに太いまま上部に届く.顔面の眉状斑は有無両方の個体がいる
対象: リスアカネ、コノシメトンボ、マユタテアカネ翅斑型 ♀との比較
*** 森林公園内での観察状況 ***
記録: 2025年観察データ ・・・ 8月9日初見 / 月日終見 / 観察日数 日
区分: 園外羽化種 ・・・ 2018年以降の激減を経て、現在は個体数、観察機会共に回復の兆しが見え始めている
羽化: 公園周辺の繁殖水域は既に消失した感があったが、近年の状況を見る限り残存していた可能性が高い
観察: 7月下旬~10月中旬 / 彫刻広場、雅の広場の池など
生態: 以前は園内で越夏していた未成熟個体が観察の中心だったが、ここ数年は9月以降に成熟個体との遭遇が増えつつある
*** アップロード 2画像 ***
① 成熟 ♂ 2025年09月25日 展望広場
② 成熟 ♀ 2025年09月15日 彫刻広場

* 成熟 ♀ ・・・ ここ数年は成熟個体の観察機会が少なからずあり、近隣水域で繁殖している可能性が出て来た。
2025年9月15日 彫刻広場