ナツアカネ

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* 未成熟 ♀ ・・・ 胸部側面中央の黒条は先端が断ち切れた形状で、尖るように先細るアキアカネと識別出来る。

2019年7月11日 山田大沼付近



和名: ナツアカネ
由来: 元々「夏場に見られる未成熟アカネの便宜的な総称」として使われていたものが本種の正式名に化けたという
学名: Sympetrum darwinianum
分類: 不均翅亜目・トンボ科・アカネ属
全長: ♂ 33~43mm・♀ 35~42mm ・・・ アカネ属内では小型種

環境: 水田、池沼、湿地など
発生: 1年1化 ・・・ 卵期間 6ヶ月・幼虫期間 3~5ヶ月程度.卵で越冬する
形態: 成熟 ♂は全身が鮮やかに赤化し、♀も腹部背面が赤化する個体が多い(淡褐色の個体も少数いる)   

*** 森林公園内での観察状況 ***

記録: 観察期間前です ・・・ 2022年は7月10日初見 / 12月10日終見 / 観察日数 59日

区分: 園外羽化種 ・・・ 個体数、観察機会共に安定している
羽化: 公園周辺の水田など
観察: 7月中旬~12月初旬 / 園内各所
生態: 産卵は水田中心だが、交尾態は園内でもしばしば観察がある

*** アップロード 4画像 ***

① 未成熟 ♀ 2019年07月11日 山田大沼付近
② 成熟 ♂ 2022年10月11日 日本庭園の池
③ 成熟 ♀ 淡褐色型 2022年09月30日 日本庭園の池
④ 成熟 ♀ 腹部背面赤化型 2022年09月29日 日本庭園の池

* 成熟 ♂ ・・・ 赤トウガラシのように全身が赤化した小さな姿はアキアカネに交じっていても一際よく目立つ。

2022年10月11日 日本庭園の池

* 成熟 ♀ 淡褐色型 ・・・ 2型が普通に混在するアキアカネと違って、本種のこのタイプは比率的に少ない。

2022年9月30日 日本庭園の池

* 成熟 ♀ 腹部背面赤化型 ・・・ 基本的にこのタイプが主流で、アキアカネの同型に比べて色調にメリハリがある。

2022年9月29日 日本庭園の池