ノシメトンボ

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* 未成熟 ♀ ・・・ 暗がりのヤマユリの痩果に静止して捕食の機会を窺う、越夏時はご多分に漏れず好暗性が強い。

2023年7月29日 彫刻広場



和名: ノシメトンボ
由来: 腹部の斑紋を「熨斗目の格子模様(のしめのこうしもよう)」に見立てたもの
学名: Sympetrum infuscatum
分類: 不均翅亜目・トンボ科・アカネ属
全長: ♂ 37~51mm・♀ 39~52mm ・・・ アカネ属内では大型種

環境: 池沼、湿地、水田など
発生: 1年1化 ・・・ 卵期間 6ヶ月・幼虫期間 3~5ヶ月程度.卵で越冬する
形態: 翅の先端に褐色斑、前額の眉状斑は有無両方の個体がいる.成熟 ♂は胸部、腹部が暗赤褐色になり、♀の腹部は淡褐色
識別: 胸部側面中央の黒条は途切れずに太いまま上部に届く(個体差あり)・・・ リスアカネ、コノシメトンボ、マユタテアカネ翅斑型との比較

*** 森林公園内での観察状況 ***

記録: 2023年観察データ ・・・ 7月29日初見 / 9月9日終見 / 観察日数 4日
   
区分: 園外羽化種 ・・・ 2018年に園内で越夏する未成熟個体が激減し、現在は観察機会が極めて少なくなっている
羽化: 水田、池沼を含めて公園周辺の多産場所は既に失われた感がある
観察: 7月下旬~9月中旬 / 彫刻広場など
生態: 園内では基本的に未成熟、半成熟個体の観察がほとんどで、成熟個体は2018年10月の ♂1例のみしかない。

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① 未成熟 ♀ 2023年07月29日 彫刻広場