キトンボ

RDB  環境省:―    埼玉県:VU   東京都:CR   千葉県:EX   神奈川県:EX

* 成熟 ♂ ・・・ 繁殖場所から離れた水域に現れる晩秋のボヘミアン、美麗な姿はアカネ属の中でもひときわ目立つ。

2021年11月10日 日本庭園の池



和名: キトンボ
由来: 翅の大部分を染める橙色斑に因んだもの
学名: Sympetrum croceolum
分類: 不均翅亜目・トンボ科・アカネ属
全長: ♂ 37~47mm・♀ 37~47mm ・・・ アカネ属内では中型種

環境: 透明度の高い池沼
発生: 1年1化 ・・・ 卵期間 6ヶ月・幼虫期間 3~5ヶ月程度.卵で越冬する
形態: 翅の前縁部と基部周辺に橙色斑.成熟 ♂は腹部背面が赤化し、♀の腹部は橙褐色で産卵弁が大きい

*** 森林公園内での観察状況 ***

記録: 2023年観察データ ・・・ 10月12日初見 / 10月14日終見 / 観察日数 3日 / 年間ランキング 44種中 35位
    * 2015年~累計観察日数 8日 / 年平均 0.9日

区分: 稀な飛来種 ・・・ 10~11月にかけて成熟 ♂( ♀も1例あり)が不定期に飛来し、人工池に数日間滞在している
羽化: 埼玉県内の繁殖地では長瀞町岩畳の四十八沼がよく知られている
観察: 10月中旬~11月中旬 / 雅の広場の池 、日本庭園の池など
生態: 近隣水域での本種の羽化は考え難く、ボヘミアンの偶発的な飛来と思われる

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① 成熟 ♂ 2021年11月10日 日本庭園の池