コシアキトンボ

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* 羽化 ♂ ・・・ この池では2018年にアメリカザリガニ被害で浮葉植物が全滅し、翌年は開水面を好む本種が増えた。

2019年6月8日 水生植物の池



和名: コシアキトンボ
由来: こしあき(腰空)は腹部の明色部分を意味するもので、ローソクトンボ、デンキトンボなどの俗称がある
学名: Pseudothemis zonata
分類: 不均翅亜目・トンボ科・コシアキトンボ属
全長: ♂ 42~50mm・♀ 40~48mm ・・・ トンボ科内では中型種

環境: 周囲に樹林のある池沼
発生: 1年1化 ・・・ 卵期間 1~2週間・幼虫期間 6ヶ月~1年程度.幼虫で越冬する
形態: 全身黒地で後翅基部に黒褐色斑.成熟 ♂は前額と腹部第3、4節が白色、♀は黄色

*** 森林公園内での観察状況 ***

記録: 2023年観察データ ・・・ 5月27日初見 / 9月28日終見 / 観察日数 41日
   
区分: 園内羽化種 ・・・ 個体数、観察機会共に高位安定している
羽化: 5月下旬~ / 多くのため池
観察: 5月下旬~10月初旬 / 多くのため池、雅の広場の池など
生態: 未成熟期は水辺から離れた場所で ♂♀が混じって群飛している

*** アップロード 4画像 ***

① 羽化 ♂ 2019年06月08日 水生植物の池
② 成熟 ♂ 2019年07月08日 山田大沼
③ 成熟 ♂ 2017年07月05日 あざみくぼ沼
④ 単独打水産卵 ♀ 2017年07月05日 雅の広場の池

* 成熟 ♂ ・・・ 周辺にライバルの ♂がいない時間帯は、ホバリングを交えてゆったりと巡回飛翔する。

2019年7月8日 山田大沼

* 成熟 ♂ ・・・ 他の ♂とのせわしない縄張り争いの合間に、岸辺のイネ科植物でしばしの休息をとっていた。

2017年7月5日 あざみくぼ沼

* 単独打水産卵 ♀ ・・・ 複数の ♂に付き纏われて産卵の中断を余儀なくされ、なかなか落ち着くことがない。

2017年7月5日 雅の広場の池