
* 成熟 ♂ ・・・ 黒色の翅と金緑色の腹部が特徴、止水環境の園内では7~8月を中心に多くが滞在している。
2025年7月4日 北入口付近
和名: ハグロトンボ
由来: 黒い翅に因んだもので、地方ではカミサマトンボ、ホトケトンボ、ジゴクトンボなどの俗称がある
学名: Atrocalopteryx atrata
分類: 均翅亜目・カワトンボ科・ハグロトンボ属
全長: ♂ 57~68mm・♀ 54~66mm ・・・ 均翅亜目内では大型種
環境: 抽水植物や沈水植物が繁茂する河川、用水路
発生: 1~2年1化 ・・・ 卵期間 2~3週間・幼虫期間 1~2年程度.幼虫で越冬する
形態: 国内産種の中では例外的に縁紋が存在せず、♀の偽縁紋もない.♂は翅が黒色で腹部は金緑色、♀は翅、腹部共に黒褐色
*** 森林公園内での観察状況 ***
記録: 2025年観察データ ・・・ 6月26日初見 / 9月6日終見 / 観察日数 17日
区分: 園外羽化種 ・・・ 周辺河川の環境変化などによる増減はあるが、個体数、観察機会共にほぼ安定している
羽化: 公園周辺の河川や用水路など
観察: 6月下旬~9月中旬 / 南口広場水路、柳谷沼周辺など
生態:水辺から離れた薄暗い樹林地で未成熟期を過ごす習性があり、園内で見られる個体群の大半がこれに相当すると思われる
追記:流水環境下の生息種であり、園内では交尾態や産卵など生殖行動の観察歴は全くない
***アップロード 2画像 ***
① 成熟 ♂ 2025年07月04日 北入口付近
② 成熟 ♀ 2025年08月09日 彫刻広場

* 成熟 ♀ ・・・ 翅を含めた全身がほぼ黒褐色、胸部から腹部基部付近には ♂同様に金属光沢が見られる。
2025年8月9日 彫刻広場